ウクライナとの国境に近いポーランド東部に15日午後3時4分分頃ミサイルが着弾したと報道がありました。
そして不幸なことにポーランド人の60代男性2人が死亡したようです。
ポーランドのドゥダ大統領は16日、ウクライナの防空ミサイルの可能性が高いとの見方を示しています。
迎撃してミサイルが落ちた場所はウクライナとポーランドとの国境のようですが、具体的にはどのあたりなのでしょうか?
本記事では、ミサイルが着弾した場所についてまとめました。
ミサイルが落ちたのはポーランド東部プシェウォドフ
ポーランド東部のプシェウォドフはポーランドとウクライナの国境から6km程度離れた場所に位置します。
そして、具体的にはプシェウォドフの穀物乾燥工場にロケット弾が落ち、2名のポーランド人が犠牲になったとの事でした。
穀物の乾燥をさせる仕事をしていた2名の男性だったようです。
画像を見ると、地面がえぐれて車両のようなものが横転しているように見えます。
写真は向かって左側がS-300防空ミサイルで、右側が落下したS-300ミサイルの破片です。
着弾したミサイルは、ロシア製防空システム「S-300」に使われるものだとみられています。
まぎらわしいのは、ウクライナ側もロシア製のミサイルシステムを使っていたことです。
まだ可能性の段階ですが、ロシア軍のミサイルを打ち落とそうとした迎撃弾が誤作動したことが示唆されています。
着弾の3つの可能性

まだどこのミサイルか完全にはわかっていません。
現状の可能性は3つあります。
①ロシア軍による故意の攻撃
②ロシア軍の誤射
③ロシア軍ミサイルの迎撃に失敗したウクライナ軍の流れ弾
現時点で最有力視されているのは③のウクライナ軍の流れ弾です。
この根拠は、アメリカのバイデン大統領が「ミサイルの軌道からするとロシアから発射されたとは考えにくい」というものです。
大統領の公の発言ということで、信憑性がある上での発言と思われます。
NATOの動きは?

外からのミサイルでNATO加盟国のポーランドに犠牲者が出たことで、NATOがどう動くか注目が集まっています。
今のところはまだ発表がありませんが、今後のNATOの動向を見守りたいですね。
まとめ

ポーランドに着弾したことで、Twitter上では第三次世界大戦というキャッチーなワードが並んでいました。
バイデン大統領のコメントから察するとNATOが動くことはなさそうですが、まだどう転ぶかわかりません。
今後、情報があがり次第更新していきます。
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